首や肩の凝りに対するマッサージ

首や肩の凝り、痛みに対しては、症状を和らげるマッサージを行う前に、蒸しタオルなどで肩と首をよく温め、筋肉の緊張をほぐしてやると効果的です。
首の凝りと痛みには、まずは首の後ろの髪の生え際にある、太い筋肉の外側のくぼみにある「天柱」を親指でこねるようにして刺激してやりましょう。その後ろの2本の太い筋肉沿いにマッサージをほどこすとより効果的になります。「天柱」の少し上にある「風池」も同様に指圧してやりましょう。
横首のこわばりがある場合には、耳たぶの後ろのくぼんだところにある「翳風」を起点とし、喉もとにかけて筋肉に沿って軽くマッサージをしてやるといいでしょう。
背中までこわばるような首・肩の凝りと痛みには、肩甲骨の情報にある「曲垣」を両手の重心がかかるようにしてしっかり押してやると効果的になります。
首から肩にかけての凝りがひどいときには、患者の首筋を、先ほど挙げた「天柱」の方から背中の方にかけて手のひらと指先を使ってさすっていきます。肩の高さまで来たら、肩をつかむようにして肩先の方まで揉んでいき。続いて肩甲骨の周囲を手のひらで撫でていきます。背骨に沿って腰の辺りまで丹念にマッサージを加えるとより効果的です。そして最後は肩を軽くリズミカルにたたいてやるといいでしょう。